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「おいおい、コイツは一体どうなってんだ……!?」 俺は眼前の光景を理解できず、吐き出すように叫んだ。 「くっくっく。お前が身内を疑う覚悟を持ったようだからな。その身内にも殺人が不可能な遺体を出してみただけのことよ」 相変わらずのむかつく笑みを浮かべながら、ベアトは嬉しそうに言った。 「ちっ……。確かにこれは訳がわかんねぇっ!」 絵羽叔母さんと秀吉叔父さんが二階へ行った以降、他の生存者はずっとロビーにいたはずだ。だから、ロビーにいた生存者のアリバイは完璧……! これは鉄板だ。 だが、そうなるとあの二人を一体誰が殺したんだ!? 第一の晩の六人はありえない。ベアトが赤で六人とも死んでいると言ったからだ。そして、外部犯も勿論ありえない。ベアトが赤でこの島に十九人以上の人間はいないと言い切ったからだ。 じゃあ……、そうなると、この目の前にある二人の遺体は何なんだっ!? 「ほらほら戦人ァどうしたよォ? 窓が開いてるから今回は密室でも何でもないぜェ?なのに、一体何を悩んでるんだよォオ? くひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」 「……お嬢様、そういうのは品が無いと何度言えば。ぷっくっく」 いつの間にかベアトの隣にいたロノウェが、苦言を漏らす。だが顔は完全にこちらを見てあざ笑っていて、腹が立ってしょうがない。 ……確かに、こいつは物理的には密室じゃない。だが、状況的には密室とほぼ同じだ。何せ、犯行ができる生存者全員のアリバイが確定している。誰も絵羽叔母さん達の部屋へ近づいていないのだ。 ……いや、違う。まだアリバイが確定しているとは言えない。誰かが何か怪しい動きをしているのを見逃した可能性もある。それを、復唱要求すれば……。 「絵羽と秀吉以外の人間は、熊沢が昼食の提案をするまで誰もロビーから動いていない!いや、これだけでは不十分だな。ロビーにいた何れの人間も絵羽と秀吉を殺していない!」 こちらの心情を読んだかのように、ベアトは赤で攻めてきた。 「なっ……! 誰も殺していないだと!? じゃあ、二人はどうして死んだんだよっ!おかしいじゃねぇかっ!!」 「くっくっく、答えは簡単だろう? 妾が! この手で! 魔法を使って殺したっ! それ以外にどんな答えがあるのだ!? 早く認めちまえよ戦人ァ? そうすりゃ、楽になるぜぇ?」 「うるせぇっ!! 誰がそんな馬鹿な事を認めるかっ! これは人間がやった! それだけは絶対だ!」 「ならば妾を否定すれば良いではないか。お得意の復唱要求でなァ。なのに、何故それをしない? そなたが今叫んでいるのは、馬鹿な子供の我が儘と変わらないぞ? ……くっくっく」 「黙れっ! …………そうだ、二人が死んでいるとは限らねぇ。特に秀吉叔父さんは見たところ外傷がねぇしな。復唱要求だ、絵羽叔母さんと秀……」 「絵羽と秀吉は確実に死んでいる!」 またしても、俺の考えはすぐに赤で否定された。 ……だが、そこで、俺は何かがおかしいと気付く。今回のベアトは、俺にチェックされれば一気に不利になりそうな赤字を序盤からバンバン切っているのだ。明らかに、これまでとは異質な指し手。 本当に魔女がやったから? いや、そんな事を考えちまったら駄目だ! 絶対に、これを打ち破る指し手はあるはずだ! だが、この奇妙なベアトの指し手は一体何なんだ? 焦っている? 何に? 妙な違和感を感じる。知らず知らずのうちに何処かへ誘導されているような、そんな気持ち悪い違和感だ。 局面としては、こちらが圧倒的に不利。つまりそれは、同時に相手の指し手が単調になることを示す。 ……だったら、こんな時こそ、チェス盤をひっくり返すべきじゃねぇのかっ!? 「……駄目だぜ、全然駄目だっ!」 「……ほぅ、何が駄目なのか言ってみるが良い」 ベアトが、それまでのむかつく笑顔から一変、やけに大人しい表情になった。 ……そう、動揺しているのだ。予想通り、この妙に勢いのある指し手は、俺がたった一つの事に気付くだけで粉々に砕ける、捨て身の指し手。まるで偽物の拳銃でこちらを脅迫しているような、完全なハッタリだっ! 「毎回毎回殺人ばっかだから、俺はまんまとてめぇに誘導されちまった。絵羽叔母さんと秀吉叔父さんが、どうやって殺されるかに頭を回しているのが間違いだった。そう、根本的すぎる問題である、“二人は殺されたのか否か”にこそ考えを巡らすべきだったんだ!」 「……な、なにおぅ?」 「復唱要求だベアト! “絵羽叔母さんと秀吉叔父さんは何者かによって殺された”!」 「く……」 「どうした? さっきみてぇに気前よく赤を使わねぇのか? だったら、興ざめもいいところだぜっ!」 「……拒否する。理由についてはあえて言わん」 顔を俺から背けながら、ベアトはしおらしく言った。 ……へっへっへ。見えてきたぜ。これが奴のハッタリを崩す起点だっ! 「嘘はよくねぇぜ、魔女様よぉ。言わないんじゃなくて、言えないんだろ? じゃあ答えは簡単だぜ! 二人はあの部屋で誰にも知られずに自殺を図った! これが真相だっ!」 「ふんっ……! それなら赤で返せるぞ! 絵羽と秀吉は自殺していない! どうだぁっ!? くっくっくっくかかかかかかかっ!」 「あぁん? てめぇ、長生きしすぎて遂に頭がイカレたか? こんなくだらねぇ罠にひっかかりやがって」 「何をっ……!? ……………………は、しまった」 ベアトの表情がみるみるうちに青白くなってゆく。 そう、こいつは自慢のハッタリが崩れかけている事に慌てて、目先の赤に飛びついちまったんだ。赤は俺を攻める絶好の手段だが、同時に俺の反撃の手段にもなる。問題ってのは、可能性を否定されれば否定されるほど、自動的に正解へ近づくようになっているからな。しかも今こいつは、俺にとって最高のヒントを自ら与えちまった。 「全然駄目だぜベアトっ! チェックメイトだ! 自殺でも他殺でもないなら、絵羽叔母さんはあの状況的に事故死だ。何らかの理由で窓から足を滑らせ、転落した! 対して、特に外傷の見あたらない秀吉叔父さんは病死だ!何らかの理由で死に至るほどの病気が発症した! 違うというなら赤で返してみやがれ!」 「この……、妾の些細なミスで調子に乗りおって! それが真実だというなら、その何らかとやらを説明してみせよっ……!」 「あぁ、そりゃ道理に叶ってるな。……だが、拒否するっ! 忘れたのかベアト? 悪魔の証明だぜ。理由を説明できないからと言って、俺の言った何らかの存在を否定できるわけじゃねぇ!」 ……こんな屁理屈、普通の推理で言ってりゃ、俺は即刻黄色い救急車で運ばれちまうだろう。だが、この魔女のゲームでなら通用する! 向こうがあらゆる可能性を潰して魔法の存在を肯定するのなら、俺はあらゆる可能性を生み出して魔法の存在を否定する! それが、このゲームの戦い方なんだ! ……もっとも、この局面はそれだけで終わらせるつもりはねぇがな。 「……悪魔の証明、有効です」 ロノウェが、静かにそう言った。それがスイッチになったのか、それまで悔しそうに歯ぎしりを鳴らしていたベアトが、急に大人しくなり、そして囁くように言った。 「仕方ない、この局面はリザインす……」 「そんな偽物認めねぇよ」 「は……?」 俺の言葉が理解できなかったのか、ベアトは間抜けに大口を開ける。 「てめぇの不完全なリザインを認めねぇって言ってんだっ!」 「な、何を言っておるのだ?」 「本来のリザインの意味は投了だ。それはつまり、このゲームでは全面的に相手の主張を認める事と同義。だが、お前の使い方は違うよな? いつもいつも、自分が不利になった時にその言葉を使って次の局面へまんまと逃げやがる。これじゃあ引き分けと変わらねぇ。だから、俺はその不完全なリザインを認めねぇと言ってんだ。てめぇは、俺がこの局面で徹底的に叩き潰すっ!!」 「妾のリザインを認めぬだとぅ!? ロノウェ! この要求は通るのか!?」 完全に慌てふためいたベアトが、隣にいるロノウェへ向かって叫ぶ。 「……はい。戦人様の要求は正当でしょう。……しかし戦人様、お嬢様を叩き潰すとはつまり、この第二の晩の真相が解けたという事でしょうか?」 「あぁ、そうさ。じゃないと、こんな要求はしねぇ。さっきは一旦悪魔の証明で逃げたが、よく考えりゃ真相へ至る材料は既に出揃っている。それに、何度もリザインで逃げるベアトを見ていたら、いい加減腹が立ってきてな」 「ふ、ふん。何を言っておるか。そなた、その真相とやらが外れていたらどうするつもりだ? もう、後には引けなくなるぞ? 妾が引き分けで終わらせてやると言っておるんだ、大人しく従っておいた方が賢いだろう?」 ……あぁ、確かにベアトの言うとおりだ。俺の推理した真相が赤で否定されりゃ、その時点で俺は八方ふさがり。魔女を認めざるを得なくなる。だが、それはベアトも同じはず。俺に魔法を完全否定されれば、奴の敗退だ。 例え一局面でも相手を認めたら敗北決定のこのゲーム。奴は必死に虚勢を張っているが、俺は今確実にベアトの首に刃を突きつけている。このチャンスを逃せば、もう俺が勝てる局面は来ないかもしれない。 だから、俺はこの局面を引き分けなんざで終わらせない、今ここで勝利を手に入れるっ! 「うるせぇっ! 俺はもうこんな茶番に付き合う気はねぇんだ! このゲームは引き延ばせば引き延ばすほど、悲惨な殺人事件が繰り返される! それこそ、みんなが無限に殺されちまう! だから、俺はここで絶対の真相を推理してこの残虐なゲームを終わらせるんだ! 覚悟しろベアトリーチェっ! お前に本当のチェックメイトを突きつけてやるっ!!」 「ぬぅぅうううう……。……よかろう、来るが良い右代宮戦人っ! そなたの指し手、妾が見事に躱してくれるわっ!」 「良い返事だぜっ……! じゃあ、いくぜ? ロノウェ、悪ぃが第二の晩の再構築を頼む」 「了解しました」 ロノウェがそう言った途端、茶会の席は無数の黄金蝶に分解され、一面が真っ白に包まれる。そして、気付くと周囲はゲストハウス二階の部屋、つまり秀吉叔父さんの遺体が見つかった現場に変わっていた。 「まずは、秀吉叔父さんについてだ」 俺は目の前にベッドで俯せに横たわっている、全裸の秀吉叔父さんの遺体を見ながら言った。 「俺は死因を病死と判断した。だが、普通の病死だとしたら全裸になってる意味がわからねぇし、絵羽叔母さんが窓から落ちた事にも繋がらねぇ。秀吉叔父さんが心臓発作やらで急死して、窓際にいた絵羽叔母さんが驚いて転落した……って解釈も不可能じゃねぇが、やはりそうすると全裸の意味がわからん」 「……ふ、ふん。怪しげな雰囲気にするために妾が魔法で脱がせた、と解釈しても問題なかろう?」 「訳の分からんこと言うんじゃねぇ。お前は黙ってろ。とにかく、普通の病死と判断しちゃ、この部屋に残された数々の結果の説明がつかねぇんだ。……そこで、俺は一つの仮定を作った。この仮定を立てたまま推理を進めると、全ての状況に説明を付ける事ができるんだ」 「……ほぅ、言ってみるが良い。もっとも、そなたの立てた下らん仮定など、妾の赤き宝刀で簡単に叩き斬ってやるがな」 「へんっ、できるもんならな。俺の立てた仮定……そいつは“秀吉叔父さんの腹上死”だ」 「……腹上死、だと?」 ベアトはぽかんと口を開けて言った。明らかに戸惑っている。赤で斬る素振りなど全く見せない。 ……どうやら、ドンピシャってとこらしいな。 「聞いた話によると、腹上死ってのは心臓に病気を持ってる人だけじゃなく、高血圧の人にも起こり得るらしい。過度の興奮状態が続いて、血圧が限界まで上がり、脳出血を発症して死亡、って感じにな」 「なるほど……」 ロノウェが頷きながら言った。 「俺は秀吉叔父さんがどういう健康状態だったか詳しくは知らねぇ。だが、六年前に見たときと比べると、明らかに体全体が丸くなり、腹も大きくなっていた。つまり、肥満の傾向があったんだ。肥満と高血圧、この二つが切っても切れねぇ関係にあるのは常識だよな? そして、高血圧と腹上死にも関連がある。だから、俺は秀吉叔父さんの死因を腹上死と仮定した。そうすると、全裸になっていた事も説明が付く。服来たままヤるなんて、そういう専門の店でしかねぇだろうしな。 秀吉叔父さんについては、これが結論だ。ベアト、間違ってるなら赤で訂正を頼むぜ?」 俺は挑発的な笑みを向けながら言ったが、当のベアトはうなり声すら上げない。ただじっと、俯いている。……こりゃ、正解と判断して良いだろう。 「続いて絵羽叔母さんだ。秀吉叔父さんの死因がわかれば、これは絵羽叔母さんの性格から考えていけば簡単だ。右代宮家の大人達は基本的にプライドが高いが、特に絵羽叔母さんのそれに関しちゃ突出している。そんな人が、自分の旦那の腹上死を目の当りにしたらどうなるか。 死者を貶めるつもりはないが、やっぱ腹上死ってのは不名誉な死に方だ。そうなると、あの絵羽叔母さんが、ロビーまで降りてみんなに報告しに来るとは思えねぇ。絶対に隠し通そうとするだろう。しかし、どっかに死体を隠しても、この非常事態時じゃみんなからあらぬ疑いをかけられるだろうし、死因を隠蔽しようにも、実の旦那の遺体に妙な細工をするのは抵抗があるだろう。 そこで、絵羽叔母さんはひとまずこの部屋からこっそり抜け出そうとした。行方不明になったフリでもして、様子見しようと思ったんだろう。逃走経路はもちろん窓だ。普通に扉から出ちゃ、みんなに感づかれる可能性がある。 ……しかし、いざ窓から外へ降りようとしたところで、足を滑らせたか、食事のことで部屋に来た紗音ちゃんのノックに驚いたかで窓から落下し、運悪く頭を岩にぶつけてそのまま死亡した。衣服を着用していたのは、さすがに裸のまま外に出るわけにはいかないからだろう」 そこまで推理を言い終えて、俺は少し息をついた。 「……これが、第二の晩の真相だ。ロノウェ、これまでの状況や赤に反してる部分があったら言ってくれ」 「いえ、……特にございません。戦人様、見事な推理でした」 「へっ、じゃあこれが本当のチェックメイトになりそうだな。ベアト、赤で訂正する部分はねぇか? ねぇなら、このふざけたゲームは俺の勝利でようやく終了だ!」 余裕に満ちた表情で俺はベアトを見る。 「…………」 しかし、当の本人は相変わらず俯いたまま無言だ。 「おい、どうしたんだベアト。負けが確定したからって、今度は何も喋らねぇでうやむやにするつもりか?」 「……む、妾がそんな事をするはずがなかろう。前にも言った通り、妾は約束は守る」 ようやくベアトは顔を上げて喋った。 「じゃあ、俺の勝利を言葉で認めろよ。俺は第二の晩に魔法が関わっている可能性を完全に否定した。じゃあどう見ても、俺の勝ちだろう?」 「いや……そのだな……」 明らかにベアトの様子がおかしい。何だ? 一体何を考えてやがるんだ? 「言いたい事があるなら、言ってくれ。このままじゃ、気持ち悪くてとても勝利の余韻を味わえないぜ」 「……ん、わかった、言おう。……………………腹上死とは、何だ?」 「…………は?」 今度は、俺が間抜けに大口を開けてしまった。 「だから、腹上死とは何かと聞いておる。妾の知らぬ単語を使って推理をされても、妾は赤を使いようがない上、そなたの勝利を認める事などできる訳がなかろう?」 「……ま、まぁ確かにそれは道理だ」 「うむ。だから早く言ってくれ。腹上死とは一体どんな死に方なのだ?」 「……あ、あぁ、腹上死ってのはな………………」 だが、いざ説明しようとしても、なかなか言葉が出てこない……。何せ、ベアトは魔女とは言え、一応女性だ。その女性に、腹上死について説明するというのは、何というか……その……恥ずかしくて仕方がない。 クソっ、何て死に方をしてくれたんだ秀吉叔父さん……! 助け船を求めようと、腹上死について知っているはずのロノウェに目線を合わせるが、奴は口に手を当て笑いを堪えているのみで、何も言おうとしない。どうやら、この状況がおかしくて仕方がないらしい。……野郎っ……! 「どうした戦人? 早く、腹上死について説明せんか」 そうこうしてる間にも、ベアトは困った顔をしながらこちらを催促する。 「わ、わかってる。ふ、腹上死ってのはな…………」 だが、やはりどうしても続きの言葉が出てこない。……腹上死について説明するには、前提の性交の事を言わなければならない訳で、女性にそれを言うのは何というか男として許せない気がする訳で……。というか、これはセクハラになるんじゃないのかっ……!? あぁ! もう! クソっ! 何でこんな死に方をするように出来ているんだ人間はっ……!? 「……そこまで説明をしたがらないという事はあれか、そなたは架空の死因をでっち上げて妾を騙そうとしているのか? もしそうだとすれば、とてもそなたの勝利を認める事はできんぞ。それどころか、強制的に敗北にしてやりたい気分だ……」 訝しんだ目でこちらを見つめながら、ベアトは言った。 「いや、違うそうじゃない……! 腹上死という死に方は確かにある!」 敗北という二文字が耳に入り、俺は慌ててベアトの疑いを否定した。 「ならば早く説明するが良い。いつまでこんな問答を繰り返すつもりだ? 妾にはそなたが何を考えているのか全く分からん」 「あぁ、わかった、言うぜ……」 俺は腹の中で覚悟を決めた。 「腹上死ってのはな……つまり……せ、性交中に急死する事だ」 言い終えて、俺は体中から汗が吹き出ているのに気付いた。 「性交中に……? そんな事、ありえるのか?」 困惑した顔でベアトは俺を見つめた。 「……あ、あぁ。さっき俺が説明しただろう。極度の興奮によって、心臓病を患っている人や高血圧気味の人が、心筋梗塞や脳出血を起こして死亡するんだ」 「ふむ、なるほど」 興味深そうな顔をして、ベアトは唸る。 「こ、これで説明したぜ。秀吉叔父さんの死因が腹上死じゃないならとっとと赤で否定してくれ」 「……性交で死ぬほどの興奮状態になるなど、ありえるのか」 ベアトは俺の要求を無視し、代わりに明後日の方向の質問を投げかけてきた。……こ、こいつ、また返答のしづらい質問をしてきやがって。 「そ、そりゃあるんじゃないか? 刺激の強すぎる快感を得て、そのままぽっくりって感じに」 俺は曖昧に返答した。 「刺激の強すぎる快感……そんな程度で死ぬと言うのか。いくらニンゲンがひ弱と言っても、限度があるだろう。にわかには信じられんぞ……」 納得がいかないという顔をして、ベアトはうんうん唸った。 「あ~クソっ! じゃあどうしたら信じるんだよお前はっ!?」 「そうだのう……。そなたを使って実験してみるか」 「はぁ!?」 訳の分からない事を言われ、俺は思わず叫んだ。 「ニンゲンは、不可解な事象を目撃したとき、実験によってそれを科学的に解明しようとするであろう? それと同じだ。丁度そなたというニンゲンもいるしな。そなたを使って、腹上死という死因が実在するか確かめるのだ」 「な、何言ってんだお前はっ!?」 「安心しろ。この空間でなら、そなたは何度でも生き返られると、妾の家具共のお遊びで十分知っているであろう? 今更一度死ぬ程度、何でもないではないか」 「……そ、そういう問題じゃねぇっ! 腹上死が実在するか確かめるって事はあれだ、おお、お前と俺が、そのっ……せ、いや、あれをやるって事かっ!?」 「む? 性交如きで何を慌てておるのだ?」 こ、こいつ、俺がわざわざ言うのを自重した言葉を堂々とっ……! 「何を赤くなっているのだそなたは? ん……そうかなるほど」 ベアトの顔がにんまりとした笑顔へ変わってゆく。明らかに、こちらを見下した表情だ。 「なるほどなぁ……」 「な、何だよっ!?」 「つまり、そなたは妾と性交する事に照れているんだな?」 その言葉が耳に入った瞬間、俺は体中の体温が急激に上昇するのを感じた。頭のてっぺんから湯気の一つや二つが吹き出たかもしれない。 「う、うるせぇっ!」 「図星か。くっくっく。前回のゲームで妾の前で裸体を晒しておいて、今更何を言うか」 「は、裸見せるのと実際にや、やるのとはかなり違うだろっ!」 「……戦人……」 ベアトはそう囁くように言い、急に大人しくなった。 「……ど、どうした?」 俺はその急変に心底驚く。 「そこまで嫌がるという事は……妾には魅力が無いのであろうか?」 「はっ!?」 「だってそうであろう? そなた程の年齢だと、性欲もそれなりにあるだろう。なのに、そこまで妾の誘いを断るという事は、妾自身に魅力がないからとしか考えられぬ」 「お、おい……!」 「……前回のゲームでは、妾もそなたに裸体を晒した。そなたは、そこで妾の体に魅力がないと判断したのであろう? ……妾は、それなりに自信を持っておったのだがなぁ。 しかし、考えてみれば、それも当然かもしれぬ。何せ、そなたはニンゲンで妾は魔女。あらゆる価値観が違いすぎる。その中に美的センスを含めても、何もおかしな事はなかろう」 「ちょ、ちょっと待てよ!」 抗議の声を出すが、ベアトはまるで聞き入れない。それどころか、潤んだ瞳でこちらを見つめてくる。 「……戦人。そなたの眼に、妾はどんな醜悪な姿でうつっておるのだ? 皺だらけの老婆か? それとも、毛深い野獣か? ……いや、もしかすれば、妾の価値観ではとても形容できぬような醜い姿なのか」 そう言い終わると、ベアトは背を向け、しょぼくれたように肩を落とした。 「だからちょっと待てって!」 「……戦人?」 ベアトはこちらに背を向けたまま、注意しなければ聞き取れないような小声で言った。 「俺は別にお前に魅力がないから嫌がってる訳じゃねぇ!」 「……そなたは、妾に牛チチと言い放ったぞ」 「あ、あれは、あの時のお前の行動に腹が立ったからつい言っちまっただけだ。……冗談みたいなもんだぜ」 「……では、そなたに妾の姿はどのように映っておるのだ?」 「び、美人だと思うぜ。それもかなりレベルが高い。少なくとも、俺の眼にはそう映っているぜ。祖父さまが、黒魔術にはまり込んでまでお前を復活させようとしているのも、同意は別として理解はできる。間違っても、魅力がないって事はありえねぇ」 俺は、自分が思っている事をそのまま口にした。……確かにこいつは残虐で最低な奴だ。しかし悔しいが、容姿の良さだけはどうやっても否定する事ができない。 「…………そうかぁ……!」 ベアトは純粋無垢な少女のような笑顔でこちらへ振り向き、本当に嬉しそうな声を上げた。何だか照れくさく、俺はつい目線を明後日の方向へやってしまう。 「しかし、では何故そなたはそこまで妾を拒むのだ?」 「お、お前と俺が敵同士だからだ。普通、こんな関係でそんな事はやらねぇだろ!?」 「何だ、そのような理由で拒んでおったのか。それなら心配はいらん。もうこのゲームの勝敗はほぼ決まったようなもの。妾との性交は、これまで付き合ってくれたそなたへの褒美だと考えれば良い」 「だ、だけど、俺は腹上死のしようがないぜ!? 心臓病なんて患っていないし、特別血圧が高い訳でもねぇ」 「それも、心配無用だ。妾の魔法がある」 「何だよ、俺の血圧を無理矢理高めようってか……!?」 「いやいや、それではそなたに悪い」 「じゃ、じゃあどうするんだ?」 「妾の魔法でそなたの精力と陰茎の感度を高める。それでも腹上死とやらに至らぬのなら、妾の膣にも魔法をかけよう。無論、そなたが最大限の快感を得られるようにな。 極限にまで敏感になったそなたの陰茎と、極上の妾の膣。二つが合わされば、決してニンゲン界では味わえぬ快楽が得られるぞ? それなら、腹上死とやらも簡単に起きるだろう。どうだ、悪い話ではなかろう?」 そう言いながら、ベアトは徐々にこちらへ近づいてくる。二歩、三歩と近づくにつれ、その整った顔がこちらへ大きく迫ってくる。 「…………」 俺はまるで言葉を忘れたかのように何も喋れないでいた。自分の本能が、ベアトの提案に賛成しようとしている。そして、理性が必死にそれを押さえつけている。だが、両者の勝敗は既に決まったようなものだった。 何故なら、理性までもが半分ベアトの提案を受け入れようとしているのだ。何せ、デメリットがほとんどない。ベアトとの性交によって、奴は俺の推理を認めざるを得なくなり、更に俺は極上の快楽を得られる。ベアトを拒絶する理由が見あたらないのだ。あるとすれば、俺のプライドが少し傷つく事と、腹上死による苦痛を味わう事くらいか。しかし、前者はこれが勝利を手にするために必要なプロセスだと納得すれば済む問題だし、後者は既に何度も死の苦痛を味わっている俺にとって、ほとんど意味のない問題だ。 ならば、もう…………。 「戦人……」 その声が耳に入り、ふと気がつくと、ベアトの顔が目と鼻の先にあった。暖かい吐息が、俺の鼻先にふわりとかかる。 「ベ、ベアト……!」 思わず、俺は退いた。しかし、何かの力によってそれは妨げられる。見ると、ベアトが俺の後ろ首を掴んでいた。強い力が入り、強引に抱き寄せられる。そして、俺とベアトの体は完全に密着した。 「何故、逃げようとするのだ?」 小悪魔的な笑顔をベアトがこちらへ向ける。俺との戦いの中で見せた、あの残虐な笑顔とはまるで違う。無邪気で無垢で純粋で、それはいたずら好きな少女が見せる笑顔によく似ていた。少女……そう、今ベアトから感じられる雰囲気は完全にそれだった。 俺はいつの間にかその笑顔に魅了されていた。……この笑顔こそが、ベアトの本性なのではないか。そんな思い、いや、期待すら持ち始めていた。そしてその期待が、ベアトと繋がる事への拒絶感を、まるで眠りにつく間際の意識のように、次第に薄れさせてゆく……。 ベアトは更に力を込めて俺を抱きしめた。……暖かくて、心地よくて、心が安らいだ。 「ベアト……」 俺はためらいがちに手を震わせながらベアトの背中へゆっくり手を回す。 「遠慮せずとも良い。……妾を優しく抱いておくれ」 その言葉がスイッチとなったのか、……俺の意識は深く眠りについた。 ベアトの背に回した手に力を入れ、そっと俺の胸の中へ抱きしめる。……少女が傷つき壊れないように、本当に優しく……。 柔らかさの向こうに微弱な鼓動を感じた。それはベアトが生きているという事の、何よりの証左だった。……何故だか、俺は心の底で喜びを感じていた。 続く
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#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (F死の支配者2.png)死の支配者【しのしはいしゃ】 (しーちゃん、しぃちゃん、ティアなど) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (死の支配者.png) 玉露軍の統治者。玉露リレー出身。 元々、ホネボーンだったアグネファイア・ブリザルド・ライスパークの 三将軍に精霊の力と身体を与えた張本人。 しかし実際の玉露軍のリーダーはアグネファイアとして登場する作品も多い。 名称や能力からかヘルや冥界軍と接点をもつことがある。 玉露リレーにおいては不完全ながらも蘇り、人間に復讐を行おうとする魔王として登場。 炎・水・雷の大精霊の力を奪い、前述した通りアグネファイアらを生みだし 彼女たちを新たな大精霊とする事で、世界から精霊の力を枯渇させた。 また、復活する事でモンスター達に力を与える、生物を創造するといった 能力も持つことが台詞で示されていた。 影の薄さをネタに出番を得る機会が見受けられ、これは魔王軍のムシャなどと共通する。 ただ最近は純粋に出番が多く、ムシャほど影の薄さをネタにされることはなくなった。 関連キャラ アグネファイア:部下、創造物、仲間 ブリザルド:部下、創造物、仲間 ライスパーク:部下、創造物、仲間 グリーンサイ:部下、仲間 ブラックバイソン:部下、仲間 セイントミルク:部下、仲間 ラブチャーム:部下、仲間 ホワイトハウス:部下、仲間(住居) 大和魂 部下、仲間、恋人 武蔵漁船 部下、仲間 オレンジミカン 部下、仲間 クリアクリーン 部下、仲間 シアンライブラ 部下、仲間 カテゴリ:玉露軍,冥界軍
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死妖精オセル siyousei-oseru.gif 設定 黒いフード付きローブをまとい、顔を狐面で隠している ピグミィ。 元は普通のピグミィの一員であったが、仲良くしていた 子供を悪人に惨殺され、自身も顔と心に深い傷を負った ためにあらゆる「大人」に復讐すべく、暗殺者として世 界の闇に足を踏み込んだ。 すばしっこいピグミィの中でもとりわけ身体能力に優れ ており、魔法で姿を消しながら忍者のような身のこなし と2本の短刀をもって標的に襲い掛かる。短刀には強烈 な呪いが込められており、かすっただけでも致命的な呪 いでもがき苦しんで死ぬ事になる。 マーベリックに襲い掛かったものの失敗。何があったの か、そのままマーベリックに協力している。彼の魔法に 屈したのか、それとも殺された子供を救済してもらうた めなのか……。 LV3 アタック 2P HP3 ナイフなげ 1つとび・2つとび 2P 性格「2行動」 1ターン中に2回行動できる。 性格「呪いの刃」 相手を攻撃して呪う。呪われた相手はモンスターなら行 動するとHPが1になる。マスターなら行動するのに2 個ストーンを使う。 「ピグミィ」 LV2からレベルアップで登場。 2008年1月5日作成 図鑑@ヒトワザ。No.493
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AOT/S35-044 カード名:“リヴァイ班の一員”グンタ カテゴリ:キャラ 色:緑 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《兵団》?・《武器》? 【永】 他のあなたの「“人類最強の兵士”リヴァイ」すべてに、パワーを+1000。 【自】 他のあなたの「“リヴァイ班の一員”エルド」がいるなら、他のあなたの《兵団》?のキャラすべてに、レベルを+1。 エレン「グンタ・シュルツ。討伐7体、討伐補佐40体」 レアリティ:U 15/08/18 今日のカード ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 “人類最強の兵士”リヴァイ 1/1 5500/1/0 緑 “リヴァイ班の一員”オルオ 1/0 4000/1/0 緑 “リヴァイ班の一員”ペトラ 1/0 4000/1/0 緑 “リヴァイ班の一員”エルド 0/0 2000/1/0 緑
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アルカナハートシリーズ 愛乃はぁと 天之原みのり アンジェリア・アヴァロン 犬若あかね 犬若なずな ヴァイス えこ エルザ・ラ・コンティ 春日鼓音 春日舞織 キャサリン京橋 クラリーチェ・ディ・ランツァ このは シャルラッハロート ゼニア・ヴァロフ 大道寺きら 廿楽冴姫 朱鷺宮神依 ドロシー・オルブライト フィオナ・メイフィールド パラセ・ルシア ペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィスト ミルドレッド・アヴァロン 美凰 安栖頼子 リーゼロッテ・アッヒェンバッハ リリカ・フェルフネロフ NEO‐GEO(ポケット含む)シリーズ ギャラクシーファイト ユニバーサル・ウォーリアーズ(サンソフト) ゴールデン・ドーン ボーナスくん ルーミ わくわく7(サンソフト) ダンディーJ ティセ・ロンブローゾ ポリタンクZ ファイターズヒストリーダイナマイト(データイースト) オックス カルノフ サムチャイ・トムヤンクン 溝口誠→KOF MAXIMUM IMPACTシリーズ 超人学園ゴウカイザー(テクノスジャパン) ブライダー ヘルスティンガー ファイトフィーバー(ビッコム) 空手健児 ニック・コマンドー ハン・ベーダル マネーアイドルエクスチェンジャー(フェイス) エヴリワーカー エクスチェンジャー その他シリーズ
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◇===================================== カード名 . ..: 生か死か 悦楽 [博徒]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: UC≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : コイントス 【表】Life+2、自場が[博徒]ならLife+7。その後このカードを忘却。【裏】自場アルマをCP4として破壊。自場に[生か死か]がありアルマが無ければLifeを1にする≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. . : コスト:6 SP:1 【博打(4)】≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー .:=====================================◇
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死醒の主 ◆ステータス 種族 コスト 支配力 悪魔 5 2 レア スロット HP 攻撃力 UC 1 15 10 ◆成長 LV2 LV3 LV4 LV5 LV6 LV7 スロット2 - - - - - ◆カード能力 フロントガード 後衛エリア:正面の味方がフロントアタックを受けた時、ブロックに参加する事が出来る 悪魔の上下関係 特殊:『悪魔』の存在するマスに、上書き登場することができる ◆考察 頭巾悪魔シリーズの一枚。コスト5版の恒例能力である《悪魔の上下関係》に加え、《フロントガード》を持っている。コスト5というエース格のコスト帯で守備的能力なのは寂しいものがあり、普通にデッキに入れるぶんにはもっと制圧力の高いカードを優先した方がいい。 が、例によって自動回復ありの戦闘なら話は別。素で《フロントガード》を持つカードの中で最もHPが高く、そこから装備で更に高めてやれば、前衛を守る強固な守備役となる。特に、EXシナリオで相手のデッキ切れまで粘って複製に勤しむ場合には有効な戦術。死歌で惑わすモノと併用すればなお良い。 その場合でも猛毒にだけは注意。サクラミアや穢れた女子学生など、意外と《猛毒の接触》持ちは多い。 色々書いてはみたが、死歌自身にラウンドシールド(やヘタレスフラッグ)を持たせればそれで十分なことがほとんど。無論、それではHPが足りない相手もいくらかはいるので、そういう相手なら出番もあるか。 むしろ通常のHP自動回復の無い戦闘でヒールリング装備した方が輝くような気もする。ダメージが超再生後も残る場合には《フロントガード》によるブロック参加を2ターンに1回だけにすればいいだけの話である。 ◆入手方法 錬成黒光燐石×1、紫光燐石×1、死醒の殺人鬼×1、歪鬼×1 ◆バトルボイス 登場 (未編集) 攻撃 (未編集) 敵を撃破 (未編集) 能力発動 (未編集) 退却 (未編集) 関連リンク
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三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 カード名 . ..: 死絶屍兵 虚飾 [魔導]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ レアリティ...: UC≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 汎用スキル...: [障壁(1)][貯蔵(1)]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ カードスキル : 自場顕現時、札種につき[RP+1(最大3)]付与≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ 武装化 : 対価 3 [AP+2]≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ステータス. ....: AP:03 / RP:01 / CP:05≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ フレーバー : 三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三死絶屍兵/虚飾/A/Cost 3/AP 3/RP 1/CP 5/自場顕現時、札種につき[RP+1(最大3)]付与/武 [AP+2]/[魔導]/[障壁(1)][貯蔵(1)]UC + 宇佐見 菫子 __ |lll! 。 ゜ o ° 。 ./ .i! i ∨ ...|ll=-、 |i i! i! ゞ 〈ll! j;!γ⌒ヽ |i i! i! i ..ll! | !. '、 ノ γ⌒ヽ |i i! i! ノ! | ll! | ! ◯ '、 ノ i| ,i!≦三二 、ー, 、‐ヾ | ...ll! | l γ ⌒ヽ . 弋 弋 て・孑 〈 辷彡 ノ .j .ll! | .! i i f i≧=≦ ノ三》`¨¨ | ll! | .l ヽ ___,ノ γ⌒ヽ ◯ ヾ ヾメ ノ三刈 |..、 ll! | ! '、 ノ ∧ ヾメヾ弋__ ,〈 ._、 .「!l ∧ 辷 `ヾ㌢ / j }ニヽ!l ! ゜ o ° 三≧=彡ミ≧≠ / /=∨ /ニニL!」 γ⌒ヽ 二彡´===\ ー=≦´/ .=∨ニニハ ト'、 ノ丈-ニ=================ニニ/ニニ/ ハ. |ニヽ ◯ニニヾ=================ニ/ /=' .|ニニ≧-、/ニニ、================ニ=/ /イ ,!ニニ/ ヾヽニニニ込==============.=/ /// /ニメ __ ヾ∨ニニニヾ≧===== ./-  ̄ ヽ_/=!.LO!ニ//ニニニ _ \\ __` .[! / ̄ヽ\-〈 O|ニ∠ -====- _ ∨‘,`ー ヾニニニ/´У´ / 丶丈≧ヾ'ニニニ斗 ¨ ー=ミ ∨ + 虚飾あり 死絶屍兵/虚飾/A/Cost 3/AP 3/RP 1/CP 3/一幕一度【虚飾】顕現時[RP+1]付与/Exでないなら技能忘却時Ex[死絶屍兵]を1枚手札に加える/武 [AP+2]/[魔導]/[障壁(1)][貯蔵(1)]UC
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死を映す悪魔 part67-182~187 182 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00 35 41.15 ID Gz2mPse40 ガラケーのゲームサイト『オセロ・超ゲー』で配信された、 推理小説家の有栖川有栖が監修したという触れ込みの本格推理ゲーム、 『死を映す悪魔』行きます。 キャラ名やその他色々細かい部分は覚えてないので適当に表記しますがご容赦を。 主人公の女子学生は、モデルのバイトでCM撮影のためにテレビ局に行き、 そこでヒヨコの着ぐるみを目の前にして困惑していた。 「プリンのCMということで、プリンの材料は卵だからヒヨコの着ぐるみを着てもらおう!」 という発想で、撮影スタッフの一人が着ぐるみを着てもらうと言ってきたのだ。 正直言って、着ぐるみなんて着てCMで撮影されたりなんかしたくない主人公だったが、 バイトとはいえ仕事なので断れず、控え室に入り着ぐるみを着ることにした主人公。 着ぐるみを着終わって、これはこれで可愛いかな、なんてのんきに考えていると、 いきなり撮影現場からガシャーンと重いものが落ちる音が聞こえ、 次に撮影スタッフたちの悲鳴や怒声が聞こえてきた。 何事かと思い主人公が撮影現場へ行くと、女性スタッフが倒れていた。 そしてその側には天井に据え付けられている大きなライトが落ちていた。 どうやら、ライトが落ちてきて女性スタッフの頭に直撃したらしい。 女性スタッフはピクリとも動かず、既に死んでいるようだった。 主人公が人の死を目の前にして呆然としていたが、近くから聞こえた怒声で我に返った。 死んだ女性スタッフの夫でもある男性スタッフが、プロデューサーを怒鳴りつけていたのだ。 どうやら、プロデューサーが女性スタッフの死体を小型のビデオカメラで撮影していた事に 男性スタッフが怒っているようだ。 プロデューサーは最初は「警察が捜査する役に立つように撮影した」と言い訳をしていたが、 男性スタッフがさらに問い詰めると「マスコミとかに高く売れそうだから」と本音を言った。 「撮影したデータをすぐに消せ!分かったな!」と男性スタッフが怒鳴ると、 プロデューサーは怯えながら承諾し、逃げるように控え室へ去っていった。 そのうち警察が到着した。刑事は主人公を目にすると 「なんだねその格好は、ふざけてるのかね」と言ってくる。 主人公は着ぐるみを着たままだった事に気づき、慌てて控え室へ入り着替えた。 それから警察の捜査に協力したのだが、 その時に、例のビデオカメラから動画の入ったSDカードが抜かれていた事を知らされる。 そして、そのビデオカメラは控え室に置かれていたので 控え室に入った主人公にもカードを抜く事が可能だったという事で嫌疑をかけられてしまう。 主人公は身体検査を受けてSDカードなんて持っていない事を証明したが、 カードを抜き取る事が出来た他の人も全員SDカードを持っておらず、 SDカードを盗んだ疑いを完全に払拭できないまま帰宅した。 183 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00 36 23.07 ID Gz2mPse40 数日後、学校の授業が終わって帰宅しようとすると、 校門で刑事に声をかけられ、署まで来て欲しいと言われた。 事件で最初に会った時に、殺人現場で着ぐるみを着ていたとはいえ 頭ごなしに怒ってきた刑事に対して苦手意識を持つ主人公だったが 捜査に協力しないわけにはいかないと考え、同行することにした。 警察署の視聴覚室のような所に連れて来られて、 「ネット上にアップロードされた、とある動画が、 例のビデオカメラのデータを加工して作られたものらしいんだ。とりあえず見てくれ」 と刑事が言い、動画を再生した。 動画の冒頭に、『死の動画その1』というタイトルが出てきた。 そして次に、あのスタジオの天井に備え付けられている大きなライトが レンチによって緩められていき天井の装置から完全に外される様子が映されていた。 レンチを持つ手は画面の外で見えない。 そこから、いきなり女性スタッフが頭から血を流して倒れている画面に切り替わった。 この部分が、例のSDカード内の動画から流用した部分なのだろう。 そして最後に「これで終わりではないぞ、覚悟しろ」という脅しめいた文章が出てきた。 再生を終えた刑事が「君がこの動画をアップロードしたんじゃないだろうね?」 と聞いてきたので、全力で首を横に振る主人公。 その後刑事は動画の心当たりを聞いてきたので、覚えはまったくないと答える主人公。 ちなみにネットにアップロードされた動画は、既に警察の要請に応じて消されたらしい。 警察から家に帰った後、主人公はこの事を兄に相談した。 兄は、それまでに主人公が得た情報を元に推理するのだが、 その時に主人公を容疑者の一人として考えた上で推理するので主人公が怒ると 「いや、真理というのは客観的に考えなければ分からないんだ」 と言うので、「これだから理系の兄は」と内心で毒付く主人公。 184 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00 36 54.71 ID Gz2mPse40 数日後、授業を終えて学校から出た主人公は、また刑事に署までの同行を求められた。 その時一緒にいた友達が、家まで早く帰りたいからパトカーに一緒に乗せて欲しいと求める。 刑事は渋ったが、捜査を協力してもらうためだと思ったのか許可し、主人公と友達を車に乗せる。 そして署に向かう途中、刑事は署から電話を受けた。 その電話の内容は『死の動画その2』がネットにアップロードされたというもの。 電話を終えた刑事は車を停車させると、ノートパソコンを使ってその動画を見る事にした。 主人公と友達も刑事に許可をもらい、一緒にその動画を見る。 その動画は、冒頭に『死の動画その2』と表示された後、 部屋の真ん中に水が入った大きな水槽が映し出されていた。 そこにいきなり、手足を縛られた人が投げ落とされた。 主人公はその人の顔を見て、あのプロデューサーだと気づく。 プロデューサーはしばらく窒息の苦しみでもがいていたが、 そのうち完全に溺れ、ぐったりとして動かなくった所で動画は終わった。 主人公はプロデューサーの住むマンションを知っていたので、 刑事にその場所を教えると、刑事は急いで車を向かわせた。 家へ到着し管理人に鍵を開けるように求め、部屋へと踏み込んだ刑事と主人公と友達。 部屋に入ると、目をカッと見開いたプロデューサーが水槽の中に漂っているを発見する。 プロデューサーと目が合ってしまい動揺しつつも助けようと近づこうとする主人公だが、 刑事がそれを止めた。早く助けなければと焦る主人公に刑事は言う。 「もう手遅れだ。彼の顔や体に模様が出てるだろう? これは死斑といって、死後数時間経つと出る模様なんだ。 どうやらあの動画は随分前に撮影されたものらしい」 その後警察の鑑識等も来て捜査が始まり、主人公と友達は警察の事情聴取に応じた。 数日後、第一の事件の被害者の女性スタッフの夫である男性スタッフが主人公の家を訪れた。 妻の敵を討つべく、独自に調査をしているらしい。 男性スタッフが今までに得た情報をまとめたノートを見せると、 主人公の兄はそのノートを映させて欲しいと頼み、 男性スタッフはそれが真相を知る助けになるのならと同意した。 男性スタッフの書いたノートには事件関係者のアリバイや近況などが詳しく書かれていた。 さらに数日後、主人公が学校へ行くと、友達が登校していない事に気づく。 携帯に友達からのメールがあった。 「気がついた事があるから、もう一度あの場所へ行ってみる。 もしかしたら犯人がわかるかも!もし犯人が分かったら、今度食事をおごってね!」 という内容。 学校が終わってから友達からメールが無いか確認するが、メールは来ていなかった。 友達はどうしてるんだろうと思いながら帰宅すると、兄が血相を変えて話しかけてきた。 「ネットに『死の動画その3』が上がってるぞ!」 早速その動画を見てみると、人が倒れているだけの動画だった。 だがそれを見た主人公は、倒れている人が友達だと気づいてしまう。 この動画の場所はどこなのだろうかと考え、 友達のメールの「あの場所をもう一度調べてみる」という部分から、 友達と事件の唯一の接点の場所である、プロデューサーのマンション付近だと推測する。 主人公は警察にその事を伝えると、自分も兄の運転するバイクに二人乗りしてそこへ向かった。 185 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00 37 34.74 ID Gz2mPse40 必死になって探していると、パトカーが付近の公園に何台も止まっているのを見つけ、 主人公も公園に入ろうとするが、あの刑事がそれを止めた。 「もうあの子は死んでいた。それに既に警察によって遺体は運ばれた。もうここにはいない」 主人公はショックを受け帰宅後も呆然としたままで、なかなか寝付けなかった。 「何人も人を殺してそれを動画にしてネットに上げるなんて、犯人は『死を映す悪魔』だ! あなたは誰なの?私は絶対に許さない!」 翌日、起床した主人公は兄にこう提案した。 「お兄ちゃん、友達は犯人や証拠に気づいたせいで殺されたんだと思う。 友達が事件の真相にたどり着けたなら私もたどり着けるはず!だから今日一日探偵をしてみたいの。 お兄ちゃんと手伝って、お願い!」 兄は「どうせ断っても一人でやるんだろう?付き合うよ。 だが危険な事はするなよ、何か分かったらすぐに俺に教えるんだぞ!」と言って承諾する。 2人はバイクに二人乗りして、3つの事件の現場に行ったり関係者へ事情聴取したり、 例のノートを読み返したりといった捜査を行った。 そして全ての捜査を終えた主人公は頭の中で考えをまとめると、兄にこう言った。 「分かったわ、全ての謎が!私に推理の天使が舞い降りてきたの!」 「お前は何を言っているんだ…」 「とにかく!犯人が分かったの!犯人は…」 ここでいったん場面が変わり、どこか分からない場所で主人公はプレイヤーに向かって 「さて、犯人は誰でしょうか?」と聞いてくる。 どうやらゲーム本編と切り離されたメタ空間なようだ。 ここで実際にプレイヤーは、犯人が誰かを選択肢の中から選ぶ事ができる。 いわゆる「名探偵諸君、ここまでの情報で真犯人や事件の真相は推理可能だ、さあ当ててみたまえ」 という、いわゆる『読者への挑戦状』なのだろう。 どの選択肢を選んでも「さて、合っているでしょうか?では続きを読んでみましょう」 と言って次へ進ませてくれるので、ここで詰まる心配は無い。 元のゲーム内に戻り、主人公と兄が乗ったバイクが犯人の元へと向かう。 そして犯人の居場所へ向かう道の最後の曲がり角を曲がろうとした時、 いきなりバイクが転倒し主人公と兄は道路へ投げ出された。 曲がり角に油が撒かれていたのだ。兄の運転技術のおかげで軽い怪我で済んだが、 場合によっては死んでいたかもしれない。 バイクが転倒した音を聞きつけて周囲の人々が見に来たのを見て、 主人公はその中の一人を指差して叫んだ。 「私たちを事故死させて、『死の動画その4』を撮影しようとしたのね!」 指差された女性は、プロデューサーとCM関係の仕事をしている女性の会社員。 主人公は、彼女が犯人だと言うのだ。犯人と呼ばれた女性はこう言った。 「いえ、近くで事故が起きたから見に来ただけよ。 どうしても私が犯人だというのなら、詳しい話は私の会社の事務所で聞こうかしら?」 犯人の誘いに乗る事を兄はためらっていたが、主人公は 「もうこの人は私たちに危害を加えるつもりは無いみたい、ついていこうよ」 と、誘いに乗る事にした。 186 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00 38 26.23 ID Gz2mPse40 事務所に着くと犯人は「私が犯人だという推理、聞かせてもらおうかしら」 と言ってくるので主人公は最初に『死の動画その2』で映されたプロデューサーの殺人動画の中で 犯人が犯したミスについて話す事にした。 「死の動画ではプロデューサーの顔が撮影したカメラの方を向いていたから顔が見えました。 そして私が刑事さんと一緒に部屋に踏み込んだ時は入ってすぐにプロデューサーの顔と目が合った、 つまり顔が入り口側に向いていました。 でも先ほど事件現場を調べている刑事さんに、 死の動画の撮影は入り口とは反対側の部屋の奥から撮影されていると教えてもらいました。 となると、撮影時には部屋の奥の方に頭が向いていたはずで、 もし死体がそのままなら私たちが駆けつけた時に 部屋に入ってすぐ見えるのは足元であって、顔が見えるはずがないんです。 あの水槽は人が入る程には大きいですが、 沈めた死体が勝手に回転して向きが変わるほどの幅はありません。 つまり、あの動画が撮影された後、死体が発見されるまでの間に 死体の向きが犯人によって入れ替えられていたんです!」 「私がなぜ、そんな事をしたというのかしら?」 「それはプロデューサーを二度殺したからです。 手足を縛って一旦突き落として溺れさせてその動画を撮影してから、人工呼吸などで息を吹き返させ、 それからもう一度水槽に入れて今度はホースで水を流し時間をかけて殺したんです」 「なぜ私はそんな残酷な殺し方をしたというの?」 「それはアリバイ作りのためです。ただ普通に水槽に入った死体が発見されただけでは、 ホースを使って時間をかけて殺す事で、死亡時刻に他の人と一緒にいたというアリバイを作ったという アリバイ工作を見抜かれる可能性があります。 そこで直接突き落とした動画を死の動画としてネットに上げた上で蘇生させて改めて殺す事で 動画の通りに直接突き飛ばしてそのまま殺したと思わせて死亡時刻に犯人がそこにいたと思わせて、 ホースによる時間差殺人をカモフラージュしようとしたんです!」 「それは分かったわ。でも、それでなぜ私が犯人になるの?」 「まず、あなたのアリバイは、死亡時刻にはアリバイがあり、その少し前より以前はない。 つまり犯人のアリバイ工作に合致します。 それと、あなたは『死の動画その1』の犠牲者の女性スタッフの葬式の時に話をした時、 女性スタッフと一緒に勉強して色々資格を取ったといってましたが、 その時に挙げた資格の中にダイバーの資格もありましたね。 ダイバーの資格を持つなら、溺れた人を人工呼吸等で蘇生させるための技術も持っているはずです。 それになにより、先ほど私が事情聴取に来た時に 「プロデューサーの死体の死斑が出た顔を忘れられない」と言いましたよね? でもそれは変なんです。死の動画では、溺れたばかりなので死斑は出ていませんでした。 そして刑事さんと私たちが部屋に踏み込んだ時には死斑は出てましたが、 その後死体はすぐに警察によって運ばれたんです。 だから、死斑の出た死体を目にする事が出来るのは、 警察の人と部屋に踏み込んだ私と友達、それ以外には犯人しかいないんです!」 187 :死を映す悪魔:2014/06/28(土) 00 39 00.35 ID Gz2mPse40 そこまで言うと、犯人は諦めて自白し、事件の全貌を語った。 動機は、横領の発覚を恐れての口封じ。 犯人とプロデューサーは以前から、CMの製作を実在しない会社に委託した事にして製作料を水増しさせ 今までに数億円もの金を横領していたのだが、それが発覚しそうになっていた。 そこで、共犯のプロデューサーを殺してしまえば彼一人に全ての罪を被せられると思ったのだ。 『死の動画その1』の女性スタッフが死んだ事件は、本当はただの事故で、犯人は関与していないが、 プロデューサーがその現場をビデオカメラで撮影してその動画データを持ち出したと聞いて、 その動画を故意の殺人と見せかけた上でネットに投稿してからプロデューサー殺しもネットに投稿する事で、 死の動画をネットに投稿する理由を自己顕示欲と見せかける事で アリバイ工作をカモフラージュする事を思いついたのだ。 つまり、プロデューサーは自分勝手な行動のために、自分を殺すお膳立てをしてしまったわけだ。 (ちなみに身体検査をしても見つからなかった動画データの入ったSDカードは、 あの着ぐるみの中に隠して持ち出されたらしい。 事件の犯人を断定するための決定的証拠を探してたわけではないので、その程度の細工で持ち出せたのだろう) そして『死の動画その3』の友達殺しは、友達が事件の真相に気づきそうだから殺したという。 マンションの付近を調査していた友達は犯人と会い、 犯人に自分の推理を話してしまったために、 そのうち自分が犯人だと気づかれると思い慌てて殺してしまい、 今までに作り上げた、自己顕示欲が強いという犯人像を崩さないために 『死の動画その3』をネットに投稿したのだ。 犯人が全てを話し終わったと同時に、主人公は体から力が抜けていくのを感じた。 先ほどのバイク事故のダメージは予想外に強かったらしい。 兄が慌てて呼ぶ声を聞きながら主人公は気を失った。 夢の中で主人公が光に向かって進んでいくと、そこに友達がいた。 「約束どおり今度食事をおごってね!」と言ってくる友達。 こんな事になってもそんな事を言うなんて、友達らしいなあ、と思っていると目が覚めた。 目が覚めると、兄が涙ぐみながら側に座っていた。 私を心配して泣いているのかと主人公がからかうと、 傷口が染みただけだと照れ隠しをする兄だった。 こうして『最初の』事件は解決した?『最初の』とはどういう事かって? そう、数ヵ月後、主人公とその兄はさらなる事件に巻き込まれるのだった… END 以上です。この推理ゲームは実際の推理小説のように、 『読者への挑戦状』より前の部分を読み込めば犯人が誰か絞り込めるようになっています。 このゲームが公開されてから少しの間は、自分の推理をサイトに投稿する事で 賞品を貰えたそうです。 ちなみに続編がありそうな終わり方ですが、2008年に作られたこのゲームの続編は、 2014年4月時点でもまだ作られていません。
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_ノ{ 〕 { }{_/{ }\\___/ -/\__ _ノ /{_/ '⌒\/} / 〔 ̄) /{ /{/ //{_/{ ____ 人  ̄ /-{___,//{_/{__/[/ _/{ {/⌒ /⌒ /)}ニ=-人_______} ]〕 r=ミ 〔 ̄ {_____ / }\ // ̄ ̄ ̄ ̄} -} hn n 厂 /⌒\} 〔 __}__/ / ______/\ 〈/ ノ_/ノ -/ -/ ⌒} 〈__ 厂Vハ/ 厂}/⌒}{\\ 〈ニ=-‐]_/} --{ 厂) /} n__[ ⌒\{ 〔_/{ _]\ \\} _n {__/}\_ _{ /〉 〔 ̄\ \八__]\ ∨ /人n /) ___/ {_) \__//{ \厂}\ \___n}_{m_{ ̄}厂]/ ̄  ̄\ 一 〉  ̄\ \___ _______ /⌒乙 n/ __n/{_ _) \ (__ _/(__/⌒ / _厂 /⌒}〉厂]-} ニ⊃ \ {_/( ̄ ̄\ ∨⌒ } } _}  ̄}n__[ く{ニ}  ̄ ̄]´ ̄ ̄{ ⌒∨ 厂厂\} 〉 __/⌒ _({ニ{_/{ く\}ニニニ人_____{_{_/ } __/) { } 〕 \{八]\ノこ{ニニニ二{ }\〉 }_}{_ 〈 ]/⌒}nノ -ノ)/=ニニ/⌒∨∧ / n{ __{ く/⌒)_ニ/ニニ二∨∧__ \人 {_}⌒\__ ]厂}/ニニニ二二\}二ニニニ=- .}ノ 〈ニ二〈⌒\_/ ̄}\ニニ厂}__ニ\ /=ニニ∧ }=ニ\_)ニニ\ . /ニニ}ニニ∧ ⌒⌒⌒\ニニニ\ Mortivore / 死を食うもの (2)(黒)(黒) クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf) 死を食うもののパワーとタフネスはそれぞれ、すべての墓地にあるクリーチャー・カードの数に等しい。 (黒):死を食うものを再生する。 .*/* 名前 コメント